【映画】「美しい星」の感想
映画 美しい星を見てきました
☆☆☆ 星3/5 つです
●あらすじ
“当たらない”お天気キャスターの父・重一郎、野心溢れるフリーターの息子・一雄、美人すぎて周囲まわりから浮いている女子大生の娘・暁子、心の空虚をもて余す主婦の母・伊余子。そんな大杉一家が、ある日突然、火星人、水星人、金星人、地球人として覚醒。“美しい星・地球”を救う使命を託される。ひとたび目覚めた彼らは生き生きと奮闘を重ねるが、やがて世間を巻き込む騒動を引き起こし、それぞれに傷ついていく。なぜ、彼らは目覚めたのか。本当に、目覚めたのか——。
そんな一家の前に一人の男が現れ、地球に救う価値などあるのかと問いかける。
美しい星 公式サイト: http://gaga.ne.jp/hoshi/about.html
●キャスト
リリー・フランキー:大杉重一郎
亀梨和也:大杉一雄
橋本愛:大杉暁子
中嶋朋子:大杉伊余子
佐々木蔵之介:黒木克己
●感想(ネタバレあり)
んーーーーー分からん!
原作が三島由紀夫ということで、読んだことないけど僕には難しい内容なんだろうなー
と思いながら見に行ったんですけど
予想通りストーリーに理解が追い付かなかったよ!
大杉家は本当に宇宙人として覚醒したのか、それとも日常が充たされなさ過ぎて
家族が精神的におかしくなったのか
どっちとも取れるシーンばかりで
「え、これどうなるんだ?!先が全然読めないぜ!」
ってドキドキしながら見ていたんですけどね、、、、
最後まで見ても宇宙人だったのかどうか分からんかったわ!!!
え?どっちだったんですか?
宇宙人だったの?ただの地球人だったの?
最後のリリーフランキーが円盤の中から家族を見下ろすってシーン。
ここだけ見ればリリーフランキーは宇宙人だったと言えるんだけど、
そもそも見下ろしている家族の中にリリーフランキー自身もいたしな。
これは肉体とは別に火星人の精神的な部分だけ円盤に乗り込んだってことなんですかね。
でもガンで死ぬ間際の幻覚とも取れるしなぁ。
橋本愛に関しても、自身が金星人だと自覚するきっかけになったミュージシャンと一緒に謎の踊りしながら円盤呼び出しているのを見て
「橋本愛はホンマモンの宇宙人や!」とか思ってたら
ミュージシャンは金星人でも何でもなくて、結局ただのヤリ目レイパーだったしさ。
橋本愛も騙されてたことに気づくんだと思ったら自分は金星人だと信じたままだしさ。
円盤が現れたシーン、何だったんですかね?
亀梨は水星人として目覚めてエレベーターの中で国会議員が銃殺される“予知”的な映像を見て
撃たれる前に敵を無力化する。
というか「水星人としての見せ場」ってそこしかなかったね。
そもそも敵として倒した相手は本当に銃を持っていたんですかね。
倒れたシーンでは黒い手帳のようなものしか見えなかったけど。
明らかにされないまま次のシーンに移ってしまった。
こうやってみると書いてみると
僕の中では「大杉家、宇宙人ではなく単に狂っていた説」に傾いているな。
最終的なオチはよく分からなかったけど、
大杉家が狂っていく(覚醒して使命を全うしようとする)様子はリアリティがあってすごく見ごたえがあった。あと橋本愛が美しすぎるし円盤呼ぶポーズ可愛すぎる。
テレビスタジオでのリリーフランキー、亀梨、佐々木蔵之介の議論のところまでは本当に面白かったので☆3つです。
(関係ないけど、リリーフランキーは何考えているか分からない中年役がめっちゃ似合うな)