【漫画】「それでも町は廻っている16巻+廻覧板」 感想
それでも町は回っている。
通称それ町の16巻+廻覧板(公式ガイドブック)を読んだ。
最終巻です。とても悲しい。
どうでもいいけど廻覧板でけぇな!本棚に入らんぞ?
(本物の廻覧板の大きさをイメージしてるのかな?)
◆最終回の是非
それ町は話の掲載順は時系列に沿っていないので最終回=時系列の最後というわけではない。
それでもやっぱり最終回がどうなるかが気になっていた。
雑誌ではもう掲載されていたので、ネットでオチを知ることはできたけどもちゃんと単行本で読みたかった。
まさかのメタ発言
正直調べたらネットで結構叩かれていたけど僕は嫌いじゃない。
最後まで歩鳥っぽくていいじゃない。
歩鳥っぽいってことはそれ町っぽいってことだからね。
ただ石黒先生なら読者の意表を完全につく、超絶ビックリするようなオチを用意してくれてるのかもしれないとは思っていたけども。
(実はきちんと用意していてくれていた(後述))
そして雑誌未収録のエピローグも入っています。
良かったね歩鳥!
◆廻覧板は買うべき
16巻を読んだ後に廻覧板を読んだ。
収録内容としては
・今までのカラーイラスト
・キャラクター図鑑
・再読の手引き
・未収録原稿
である。
最終巻を読み終わったあとで、「もうこれで歩鳥には会えないんや・・・」って状況で未収録原稿を読めるなんて嬉しすぎた。
石黒先生が気に入らないってことで没にしたらしいけど、やっぱり面白いよ。
でね、何が一番良かったって
・再読の手引き
である。
これは是非とも読んでほしい。
1~16巻、全話に対する制作サイドの裏話やネタバレが書いてある。先生がどういう意図でその話を作ったのか、どんな仕掛けを入れたのか。
で、やっぱり最終回を読んだばかりだったからさ、どういうつもりで先生が最終回を書いたのか気になって真っ先に読んだよね。
・・・・・・
もうね、石黒先生ごめんなさいって感じだ。
本当にアホな読者でごめんなさい。
アホだから先生の仕掛けに気づけなかった。
作者の石黒正数先生は天才なので、凡人である私には気づけないトリックを仕掛けていた。
最終回の解釈が変わります。
もうね、○巻引っ張り出してすぐ確認したもん。
すげぇよ。ここに繋がってるなんて。
そういう話だったのは覚えてるけど、気づけないよ。
最後の最後まで読者をだましてくれるなんて最高や。
という訳で、再読の手引きがあれば、今まで読んだ話もまた違った楽しみ方ができる。
16巻と一緒に廻覧板も買うことをお勧めします。
さて、全巻読み直す時間をどうやってか捻出せねば。