井の中の中井、世界を知らず

サッカー選手によるエネルギー問題解決法

サッカー選手って吹っ飛びすぎじゃないですか?

 

まぁそんなにサッカーの試合見ないけど。

ワールドカップとか大きな大会の時しか見ないニワカだけど。

 

たまに「え、ちょっと身体がぶつかっただけで吹っ飛びすぎじゃない?」ってシーンを見る。

 

明らかに物理がおかしい。

 

体をぶつけられたら、その勢いによって吹っ飛ばされる距離が決まるじゃん?

10の勢いでぶつけられたら、ふっとばされる勢いも10くらいになるはずじゃん?

 

彼らは10の勢いで体をぶつけられたら12くらいの勢いでふっとんでる。

で、すごく痛がる。

 

これは一体どういうことなのだろう。

考えてみて、答えが出た。

 

サッカー選手はエネルギー保存の法則を無視することができる

 

この世にはエネルギー保存の法則というものある。

エネルギーの状態が変わっても、その総量は変わらないというもの。

だから本来ぶつけられた運動エネルギーは保存されて、だいたい同じ勢いで吹っ飛ばされるはずなの。

だけど彼らは違う。

勢いが大きくなっている。無から有を生み出している。加速しているのだ。

 

エネルギー保存則を無視している。

これはすごいことだよ。

 

うまいことサッカー選手を使えばエネルギー問題が解決できる。

 

エネルギーには

位置エネルギー」「運動エネルギー」「熱エネルギー」「電気エネルギー」「化学エネルギー」「光エネルギー」「核エネルギー」

などがある。

これらのエネルギーはそれぞれ変換できる。

 

つまり圧倒的運動エネルギーを得ることができればエネルギー問題も解決する。

そしてサッカー選手の物理を超えた加速を使えばそれが可能なのだ。

 

観察してみるとサッカー選手はどんな状況でもエネルギー保存則を無視できるわけではないらしい。

 

どうやら敵チームのプレイヤーと身体の一部が接触するときに、自分の速度を加速させることができるらしい。しかもその後転ばなくてはならない。

 

つまり、AチームのプレイヤーとBチームのプレイヤーを1列に交互に並べて

Aの選手がBの選手にタックルすると、Bは加速されながら転び次のAにタックルすることになる。Aは転びつつ、さらに加速され次のBにタックル、Bはさらに加速され・・・

というように

A→B→A→B→A→B→A→B・・・

と繰り返していけばプレイヤーが転ぶスピードは加速度的に速くなっていき、いつか速度は無限になる。

 

質量m、速度vとしたとき運動エネルギーE=1/2mv^2であらわされる。つまり速度が無限とはエネルギーが無限ということになる。

 

環境負荷なし。クリーンで無限のエネルギー。

ノーベル賞もんやで。

 

いや制限があることを忘れていた。

敵プレイヤーと接触すればいいというものではない。

つまりフィールドという特殊な聖域の中でのみ物理を無視することができる。

サッカーフィールドは最大でも120m×90mほど、さらに11人対11人の計22人という縛りがある。先ほどの仮定ではA,Bチームのメンバーは十分に多いことを仮定していた。

一度ぶつかると速度が1.2 倍になるとすると、

22人では最終的に初速の46倍にしかならない。人間が出せる速度には限界がある。

ボルトは時速37.6kmで走るという。46倍にすると時速1730kmほど。

サッカー選手加速装置を使ってもマッハ1.4。

戦闘機より遅いじゃないか・・・。

十分速いがこんなんじゃエネルギー問題は解決できない。

 

いや、円状に配置したらどうだろう。コートの中に円形の壁を用意し、その内側に22人の選手を配置する

速度が十分速くなれば遠心力で壁を走ることも可能であるはず。

コケた瞬間、後ろから衝突されてまたコケる。

これで選手の速度は無限になるはずだ。CERNもびっくり。

 

という話をしたところ「アホか」と言われました。

どうかしていた。疲れていた。何故こんなアホみたいな妄想をしたのか。

 

 

 

人数とか、コートの中なら云々という問題ではない。

 

これは本気で試合に勝ちたいと思う選手にしか発現しない奇跡なのだから。エネルギー問題を解決しようなんて試合と関係のない考えを持っていてはこの現象は起きないのだ。

 

そんな熱い想いを持っている彼らをエネルギー問題解決の手段として考えてしまった自分が恥ずかしい。